添い乳は赤ちゃんを寝かしつけるのに便利な方法のひとつ。その一方で、寝たと思って口から乳首を離すと赤ちゃんが起きてしまう、とお悩みのママも少なくないでしょう。そこで、赤ちゃんを起こさずに乳首を離す方法をご紹介します。
■添い乳をうまく離さないとどうなる?
添い乳を離すのに失敗すると、赤ちゃんが起きてしまうだけではありません。普段添い乳をしているママによくある悩みとして、次のようなものがあります。
・寝つかせるところからやり直しになってしまい、精神的に疲れる。
・赤ちゃんが乳首に吸いついたままで、離すとき引っ張られて痛い。
・ずっとおっぱいをしゃぶらせているため、乳首の痛みやかゆみが慢性化する。
添い乳を離すのに失敗すると、ママにとって精神的ストレスになるだけでなく、乳首が痛むなどの身体的な負担が加わることもあるようです。
■まずはタイミングを見極める
添い乳を上手に離すのに大事なのが、乳首を離すタイミングです。寝たと思っても、眠りが浅いうちに乳首を離すと起きてしまうことも。赤ちゃんが熟睡しているかどうかを確認するには、次のような方法があります。
・手や足に力が入っていない
寝ている赤ちゃんの手を、軽く持ち上げるなどしてチェックしてみましょう。持ったときに力が入っているようであれば、まだ熟睡していないしるし。逆に力が抜けてだらんとした状態になっていれば、熟睡していると考えていいでしょう。
・呼吸が一定で深い
赤ちゃんの寝息を聞いていると、ときどき「スッ、スッ、スッ」と早くなることもあれば、深く静かな呼吸になることもあります。このうち、呼吸が深く一定間隔になっている間が、赤ちゃんの熟睡タイムです。
これらのポイントを確認してみて、赤ちゃんが熟睡しているようであれば、添い乳を離しても大丈夫でしょう。
■乳首を離すときのポイント
乳首を赤ちゃんの口から離すときは、赤ちゃんの口とおっぱいとの間にすきまを作ると簡単です。具体的には、次のような方法があります。
・乳首のまわりをへこませる
乳首のまわりを軽くつまんでへこませ、すきまを作ります。そのままそっと、赤ちゃんの口から乳首を離していきましょう。
・赤ちゃんの口に指を入れる
赤ちゃんの口角のところからママの指を入れ、赤ちゃんの口とおっぱいとの間を広げます。このとき、指は洗浄綿で拭くなどして、清潔にしておくよう注意しましょう。
■添い乳を上手に利用して
やり方を工夫することで、添い乳も上手に離すことができます。普段から添い乳で寝かしつけをしているという人は、離し方のコツを覚えて、ママも赤ちゃんも気持ちよく眠れるようにしましょう
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