出産・産後に陥りやすいマタニティ―ブルーの原因と乗り越え方

妊娠や出産、子育ての不安から陥る人の多いマタニティーブルー。まわりから見ると、幸せオーラいっぱいのように見える妊婦さんですが、人知れず不安にかられている人も少なくありません。誰にでもなる可能性のあるマタニティーブルーとは?原因や乗り越え方をご紹介します。

マタニティーブルーは、妊娠初期や後期、産後に起こりやすいと言われています。症状は人によってさまざまですが、原因や乗り越え方を知っていると予防や解消につながるかもしれません。幸せな妊娠・産後の生活を送るためにマタニティーブルーの基礎知識を身につけておきましょう。

■マタニティ―ブルーの原因とは?

マタニティーブルーの原因は、はっきりとわかっていませんが、ホルモンバランスの乱れが影響しているのではないかといわれています。女性の体は、妊娠すると出産に向けて体内の環境がどんどん変化します。普段あまり分泌されないホルモンも大量に分泌され、それによりホルモンバランスが乱れてしまい、イライラしたり不安を感じたりしてしまうのです。さらに、妊娠初期には、つわりなどの体調不良や子育てに対する不安、産後は慣れない授乳や夜泣きによる寝不足、ちゃんとママになれているか心配のしすぎなど、精神的なストレスやプレッシャーも、マタニティーブルーの一因となる場合があるようです。

■どうやって乗り越えたらいいの?

マタニティーブルーに陥ると、「自分だけ大変な思いをしている…」と思いがちですが、多くの妊婦さんやママも同じような体験をしており、仲間はまわりにたくさんいます。話を聞いてもらうだけでも気持ちがスッキリすることもありますし、家族や友人、地域の支援センターなど、まわりに協力してもらうことはとても大切なことです。
つわりでしんどいとき、出産や産後に対して、不安でどうしようもないときには、家事などは後回しにして、気晴らしの時間をつくってみてはいかがですか?産後、夫や親に頼れるときには、赤ちゃんを少し預けて、自分一人の時間を持つことも乗り越え方のひとつです。ママと赤ちゃんは一心同体ではありません。数十分でも離れることでリフレッシュして、マタニティーブルーの解消につながるかもしれません。

■マタニティーブルーの体験談

「辛かったつわりが終わりお腹が大きくなってくると、夫や親が心配して『車の運転はダメ』『生魚を食べるのはダメ』といろいろ制限をかけてくるように。自分のことを思って言ってくれるのはわかるけど、したいことができない毎日にイライラが募っていきました。いよいよ限界がきたとき、夫や親に気持ちを告白。すべて吐き出し、大泣きをしたらなんだかスッキリしました。それからは、夫の休日には遠出デートを楽しんだり、友達とランチに行って話を聞いたりしてもらい、マタニティーブルーを乗り越えました。」(35歳/3歳児ママ)

「産後、急に涙もろくなって、産婦人科の先生のささいな一言に傷ついて、病院の帰り道泣き続けたことがありました。でも、乗り越えたきっかけも産婦人科の先生の一言でした。母乳の出があまり良くなかったことにプレッシャーを感じていたとき、『初乳はちゃんと飲ませたのだから、粉ミルクに頼ることも大切だよ』と言われて、ちゃんと理由を言ってくれたことで安心できました。それからはあまりプレッシャーを感じることなく子育てをすることができました。」(28歳/2歳児ママ)

イライラする気持ちを吐き出すこと、不安を解消することでマタニティーブルーを乗り越えた体験談をご紹介しました。症状は人それぞれですが、同じような思いをしているのは自分だけじゃないと思うと、少しは気持ちが楽になりませ
んか?

■マタニティーブルーを感じたらまわりを頼って

マタニティーブルーは、妊娠した人なら誰しも起こる可能性があります。不安やイライラなど、今まで感じたことがない感情を抱いたら、無理をせず周囲に相談することが大切です。ハッピーなマタニティーライフを送るためにも、1人で抱え込まないこと、頑張りすぎないこと、を意識して家族で協力して乗り越えましょう。